パルテノン神殿公開アクロポリス遺跡の足場が撤去される
ここ数十年で初めて、アクロポリスの丘のパルテノン神殿が足場なしで見られるようになった。2025年9月下旬、作業員たちは20年近く神殿の西側ファサードを覆っていた金属製の骨組みを待望の撤去を完了し、ギリシャで最も有名なモニュメントがくっきりと途切れることなく姿を現した。
この足場は、パルテノン神殿の大理石の構造を安定させ、保存することを目的とした、数十年にわたる野心的な修復プロジェクトの一部であった。この足場の撤去は、作業の主要な段階の終わりを意味し、毎年何百万人もの観光客を魅了するユネスコの世界遺産であるアクロポリスを保護するためのギリシャの継続的な努力のマイルストーンである。
このタイミングは象徴的で、神殿の破壊の多くを引き起こした1687年のベネチアによる砲撃の記念日である9月26日に、最終的な部材が撤去された。観光客にとってもアテネ市民にとっても、足場から解放されたパルテノン神殿を見ることは、歴史がよみがえったことを目の当たりにするような気がする。
パルテノン神殿修復の新章
リナ・メンドーニ・ギリシャ文化相は、この瞬間を「変革的」と表現し、訪問者は今、"まったく別のモニュメント "を見ていると感じるだろうと付け加えた。パルテノン神殿の外観が大きな視覚的障害物なしに見られるようになるのは、およそ200年ぶりのことだ。
しかし、修復はまだ終わっていない。2026年まで保存が続けられるため、新しい軽い足場が間もなく戻ってくる予定だ。プロジェクトの次の段階は、視覚的な影響を最小限に抑えながら構造的な安定性を保つことに焦点を当てる。
アクロポリスを完全公開中に訪れる
今のところ、アテネを訪れる観光客は、足場がなく、アテネの太陽の下で輝く、パルテノン神殿の完全な栄光を見ることができる。アクロポリスの大理石の階段を上り、この記念碑が本来見るべきものであったことを体験する、忘れられないひとときとなることだろう。
旅行を計画しているなら、アクロポリスを訪れる特別な瞬間だ。アクロポリスのチケットは事前に予約することをお勧めする。

